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あいちトリエンナーレ2013

8/10から名古屋・岡崎で開催されていた “ あいちトリエンナーレ2013 ” に
最終日の今日、やっと行けました

もちろん一日で全部は観て廻れないので、今回は名古屋市美術館のみ。
メインの県美や長者町はマスコミなどでも取り上げられているのと、
市美の展示を娘の恩師が手がけているというのもあって
ここだけは観ておかないと…ということで。

市美外観01

市美外観02

市美は建物そのものが企画のひとつで、
建築家青木淳氏と画家杉戸洋氏のユニット “ スパイダース” が
黒川紀章氏の代表作の1つと言われる美術館を
全く違う展示空間にリノベーションしたものだそうです。

真っ暗な空間に浮かび上がる色とりどりのチョーク。
生ましめんかなチョーク

隣の部屋には石巻の学校から譲り受けた何枚もの黒板に浮かび上がる
“ 生ましめんかな ” の文字。
黒板に映し出される文字は、地元の子供達が書いたものです。
生ましめんかな
生ましめんかな、は栗原貞子さんの原爆詩の一節。

防空壕で産気づいた若い女性の赤ん坊を
自分の命を捨ててでも取り上げたお産婆さんの「生ませましょう」という言葉だそうです。
深く意味が分かってくればくるほど、胸に響きます。

リノベーションされた会場を二階にあがっていくと
明るく陽の射す眩しい白い部屋。

赤と青の線。
パステルカラーのオーガンジーが白い壁に映えてキレイでした。
DSCN3151.jpg

普段は茅野市美術館に常設してあるという “ 空飛ぶ泥舟 ”
期間中は予約制で中に入ることもできたそうです。
最終日だったので予約はいっぱいでした。
空飛ぶ箱

インスタレーションが何たるか…とか作品の良し悪しを語ることはできないですが
観ていて楽しかったり、刺激を受けることができればいい、と私は思います。
本当は納屋橋や長者町の会場にも足を運びたかったのですが、それはまた3年後。
前回よりも足を運んだ方は増えていると聞きました。
次回もより素晴らしいトリエンナーレになることを願って。


トリエンナーレのチケットで市美の常設展も観ることができました。
市美に来たのはすごく久しぶり。
エコール・ド・パリの時代に活躍していた日本人やこの地域出身の画家の作品など、
以前とは別の視点から観ることができて、魅力や面白さを再発見。
特に岡本太郎氏の “ 明日の神話 ” には強烈な衝撃を受けました。
これは2003年にメキシコで発見された巨大壁画の、5枚ある下絵うちの1枚。
現在壁画は修復され、渋谷駅に恒久設置されています。
壁画も一度観に行きたいなぁ。

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MASMi

Author:MASMi
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http://artspec.jp

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